共産党の小池氏の支持率ではない。東京都知事の小池の支持率である。
実は、3Kを除いて、この2年ほど小池の支持率を発表していない。一年前に非公表の共同の調査を知っているのだが、30パーセントを切っていた。東京五輪の利権やら、都知事交代やらの懸念やらで、どこの新聞社も採用しなかった。
出所は忘れたが、最近の誰が都知事にふさわしいか？という調査では、小池は20%、自民候補は10%、宇都宮健児氏は40%だった。通常、この時期にそんな調査をしないし、そもそも都知事の支持率をまともに発表すらしていないし、だいたい選挙のだいぶ前というのは野党候補は10%以下である。宇都宮さん、圧倒的じゃないか。因みに板橋区で調査され、板橋区は葛飾区と並び、自民党が圧倒的に強い。わざわざこんな発表の仕方をしたのは、小池の支持率を最大化したかったと思われる。つまり実質は15%程度だろう。先進国の記録としては、19世紀のロンドンの市長に並ぶ。歴史に残るね、小池さん。良かったね。
3ヶ月前、非公式に自民都連が蓮舫と山尾志桜里氏に声をかけたのは、何故か知っている。まず蓮舫に声かけして断られ、数週間前に山尾志桜里氏に声かけして断られたらしい。断りの理由は、両者とも国政に集中したいからということだが、山尾志桜里氏が「あたしは二番手の女なの？」と言ったということはない。因みにこの前の蓮舫のイカれた発言で、山尾志桜里氏が立民の一番の女性になったと考えられる。焦りまくる蓮舫の前ですげー余裕だったらしい。
立民は海江田万里氏に声かけして、「器じゃない」とかなんとか言ってるらしいから、海江田万里氏が出るのだろう。
つまり、事実上、宇都宮健児氏と海江田万里氏の一騎打ちになると予測される。
争点は魚市場と東京五輪の是非になる。小池都政の否定は両者とも一致しているので、争点化されないだろう。海江田万里氏はおそらく豊洲の維持、東京五輪推進となり、宇都宮健児氏は豊洲の移転中止、東京五輪の反対になる。
豊洲は地盤の毒の前に、そもそも換気できずに大量のメタンガスが滞留し、スタッフは防毒マスクをつけて作業している。
IOCの五輪返上期間は過ぎ、東京五輪禁止はできない。東京五輪期間中は東京全域で全交通網が麻痺する。東京都民は仕事も遊びにも出かけられない。運が悪いと、職場のボランティア動員命令を受ける。因みにボランティアは10倍足りず、組織化されておらず、専門職は全く足りてない。真夏に動員命令受けて、無償で炎天下の中に立ち、何をやればいいのか？何をやれるのか？どうなってるのかわからないまま、無力感と挫折感の中、佇むという罰ゲームである。五輪予定地の地権者の土地は強制収容されたり、国際的な基準値の千倍だか百倍だかの大腸菌で海水浴できるようになったり、、、。
つまり、東京五輪中止ができない以上、東京五輪の開幕式で「バカヤロー」と東京五輪への都民の怨嗟の声を届けてくれる人を選ぶか否かが争点である。
海江田万里氏は立民支持、宇都宮健児氏は社民支持である。生活ネット、共産党の動向はまだ知らない。
東京五輪の開幕式、東京五輪会場の中心で、「こんな五輪はクソだ」と叫んでもらいたいです。
あと、魚食わらせろ。
