merlinrivermouth’s diary

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東京五輪と新型コロナと整理解雇と中選挙区制

この前の都知事会見で、小池百合子東京五輪中止を一切言及しなかった。即ち、東京五輪は行われる。

現在、インド日本間では直行便が飛んでいる。というより、経済的に採算が合う路線は全て直通している。事実上、全く規制がない。

日本の入国に際しては、二週間の隔離措置が行われているが、日本より人権状況が悪い地域の人々にとって、あまりマイナス要素にならない。

選手やスタッフの、日本での交流を行わないように求めるというが、仮にそれができたとしても、観光客には関係がない。

また、観光客以前に、五輪期間中は人の流れが多くなるだろう。

政府や東京都は五輪開催期間中も緊急事態を継続するという含みを見せているが、現時点でさえ、補償金があまりに少ないために、デパート、駅ビル、チェーン店で開けているところが増えている。五輪開催期間中に実効性ある緊急事態措置を採れるか甚だ疑問だ。

無観客試合にしたところで、何か意味があることには思えない。

それでも、ワクチン接種率が50%以上ならば、だいぶ効果があるだろうが、残念ながら東京都は1%らしい。

最低でも、神戸程度の感染拡大が東京で起きるように思う。となれば、東京都だけで1日の感染者は五千人程度になり、医療は崩壊し、文字通り、医者にかかれず、景気も崩壊するだろう。

大企業はジョブ型雇用を行い、一般サラリーマンの待遇を大幅に下げる考えがあった。しかしながら、ロワーミドル向けのマーケットを構築する前にジョブ型雇用を行えば、国内経済は疲弊してしまう。そしてコロナによって導入を延期した。

しかしながら、ことここに至っては、財界がコロナを利用しても非合理的ではないだろう。というのも、何もジョブ型雇用を導入するまでもなく、整理解雇するだけの正当性がある状況であるうえ、ロワーミドル向けマーケットはあとで構築すれば済む話だからだ。

どこかが整理解雇を行えば、たちまち全日本的現象になる。バブル崩壊の時にしわ寄せが来たのは一部の世代だけだった。この度は更に大きな規模で、全世代にしわ寄せが来る。助かるのは、既に隠居なされた人、富裕層、彼ら相手のビジネスだけだろう。

東京新聞のデータを発表した赤旗によると、東京都の五輪反対は60%、菅政権の支持率は16%という歴史的な数字だった。にも関わらず、自民党都連は三人区で二人などの複数候補を擁立しようとしている。当然、歴史的敗北が予想される。自民、都ファ、維新合わせて20程度の議席だと私は予想している。

小池百合子東京五輪中止を宣言していれば、都ファだけは違った結果になっていただろうが、小池百合子国益や子分の面倒より、自身の利権を選択したようだ。極右ですらない。カスである。

自民党は国政で、更に国債を発行して、再分配して、選挙で戦おうとするだろうが、一体どこまで自民党の支持を繋ぎ止められるのか甚だ疑問である。国民民主がクソで、野党共闘の足を引っ張るため、政権交代は30%程度だろうが、自民の議席は最低でも過半数ギリだろう。即ち自民党公明党ヘゲモニーを握られる。

公明党の悲願は中選挙区制の復活である。自民以外は公明党と利害が一致している。公明党にとって、自らが選ぶ自民党総裁より優先順位が高いだろう。そして、実は、宏池会や石破グループも中選挙区制の方がいい。

そもそも日本の、いやヨーロッパ含めて政治状況の劣悪の根源は小選挙区制の導入にあった。特に比例代表が少ない日本なんて最も弊害が大きい。決められる政治が一体何を決めてきたというのか?決断力ある奴はかっこいい、付き合うには楽しいだろうが、結婚するなら、優柔不断なマザコンの方がマシだったりするだろ?そもそも自民党がずっと政権にいるのに、自民党内で政治の方向性の議論がないのでは、ただの一党独裁である。そして、自民が変質した直接的理由は小選挙区制導入にある。自社政権は定見もなしに、無自覚なまま、小選挙区制という悪魔と取引した。

国会で中選挙区制の議論になれば、公明と野党、自民党造反組過半数であり、自民党は公明に依存している以上、公明にも造反組にもどーすることもできないだろう。

いや、そもそもその時点では、自民党はトップ不在で、多数派はバカと間抜けの烏合の衆状態だろうから、造反組をなんとかするどころか、なーんもできやしないんだろうが。

 

後書き

こんなんなってのは、小選挙区制と日本の了見狭いサラリーマンが自民、維新、小池、国民民主に入れてきたからである。

この度、右翼はどちらも失うことになる。

 

後書き2

僕が歯科医師さんと美容師さんに両方同時に恋をしていて、なんとか誠実な対応を採ろうと努力している話をしましたが、僕は最近気付いたんです。

もしかして、僕はMなのか?と。

どーしてか?というと、歯科医師も美容師も、どちらも患者(客)を椅子に縛りつけて、好き放題やる。

という、どーしよもなく、くだらない話でした。

あ、主題とは、全くなんの因果関係もありません。