デートした経験がないとか、彼氏彼女がいないとか、ぶっちゃけ、我々の若い頃も大概似たようなもんなんで、そんなに気にする必要ないと思います。
問題は婚姻するまでに至る出会いの過程が非常に狭いため、恋愛以外はあり得ず、その恋愛が増えていないということです。
では最近のZ世代の恋愛傾向をZ世代から聞いた話を基に解説します。かなり主観的ですが。
清純派ビッチ
ギャルは昔のギャルとあまり恋愛傾向が変わりありません。同世代の同一階層と普通に付き合い、それなりに恋愛します。
しかし、いわゆるそこそこいい大学通うまたは通っていた女子大生は
①恋愛経験が全くなく、性行為の経験も全くない。
②恋愛経験が全くないが、ホストが彼氏的。
③恋愛経験が全くないが、性行為が数十人。
④本命、キープ、セフレが存在。
概ね、ちゃんとした恋愛経験がほとんどまたは全くありません。自己評価が高い女子もです。
つまり、見た目上の恋愛経験の割合よりも、実際上はかなり低いです。
最近のホストやモテ男子はクソ野郎
僕は就職氷河期の最後の代です。僕らの恋愛の仕方の流行は
①一途
②不器用または気取らない
③アプローチでは、男性が女心を理解して、かなーり気を使う
④割り勘
⑤目標とされる男子はSMAP
です。
モラハラ、DV、浮気、束縛、ナルシストはカス扱いです。
但し、金ない時代なので、ケチで割り勘です。見た目とか金より、気持ちが重要です。イケメンよりトークです。
浮気はアプローチ段階でも含めます。
因みにゆとり世代にとっての有名人は大泉洋です(偏見)。イケメンではなく、トーク?まーいいや。
最近の女子たちと話すと、最近のイケメン、ハイスペ男子の特徴はケチ、モラハラ、DV、浮気、ナルシスト、束縛系のいずれか四つです。モテない男子は男らしさが欠如していますが、モテだすとクソ野郎に移行します。
正直言って、僕は恐ろしいほどモテるうえ、戸惑われます。実は、彼女たちは男たちに優しくされた記憶があまりありません。
嘘ではありません。Z世代の女子の元カレたちは全員が全員、クソゲス野郎でした。
最近のホストはマニュアルで女性を支配するように教育されます。ゆとり世代の女性や僕と同世代の女性は最近のホストを、接客していない最悪のカス扱いしてます。僕も同じ感想です。
ホストの元カレがいた女子は僕をホストクラブに連れて行って、キャストをつけませんでした。つまり、僕はホストの代わりです。最近のホストは39のおっさんにすら勝てません。
ホストだけでなく、ハイスペ男子もこんな感じでした。モテない奴もモテだすとやばいすね。
こういう事情を教えてくれたZ世代の女子は「同世代とデートするより、ガルバのおっさんの客とアフター行った方が楽しい」と言っています。因みに彼女とデートしたことはありませんから、彼女のいうおっさんは実際におっさんです。
僕が、Z世代以外は男性が女性に気を使うのが当たり前で、それができないと非難されるという話をすると、Z世代の女子は皆一様にびっくりします。
どないなってんねん。
我々とZ世代の夜職の捉え方の違い
ほとんどのZ世代特に女子は何らかの夜職に関わっています。奨学金の返済は簡単ではありません。特に困窮者と言えないような家庭でも、です。
彼らが金銭感覚が麻痺したり、客として夜職にハマるようになるのはある意味自然なことです。特に夜職に耐性があるギャル系でない場合、精神的影響が残ります。
イカれた客、いきなり手に入るお金、大量に飲まされる酒、激しい競争での肉体的関係…これらは彼らがまともに恋愛できない理由をつくります。
しかし、彼らには他に経済的な当てがありません。大学生は勉強しなくてはなりません。時間が必要です。
男女関係に信用できない仕事に従事し、互いに本命キープセフレパパやママが作りやすい状況での恋愛は、互いの信頼関係の構築が非常に難しい。しかも、彼らはキャストとして色恋営業の客へのマウントの取り方を学んでいるのです。
モテ男子がナルシストで、ケチで、束縛系で、モラハラ系で、DV系で、浮気をするのは、ある意味必然的でもあります。彼らは夜職をしている女性の行き着く、夜職の食物連鎖の頂点みたいなものです。
こうなると夜職について一概に否定できなくなります。経済的理由で仕方ないだけでなく、実際にZ世代には男性がほとんど存在しないのだから、違う世代の男性と出会う契機として必要だとも言えます。
不況による影響
実は、Z世代は夜職という手段があり、なおかつ普通の就職もできれば、それほど困窮しません。
これが彼女たちが結婚する動機が少ない理由です。同世代含めた男性たちがクズであるという認識が前提で、自分に金を使われるのが当たり前になる経験があれば、男性と一緒に暮らすのはリスクでしかありません。それならセフレを作って、本気で恋愛しない方が良いですし、恋愛対象になりうるのは富が前提になってしまいます。
そのような女性の中には、パートナーに全く誠実さを求めず、経済力で決める人もいれば、パートナーは要らずに子供が欲しい人もいます。
これを可能なのは夜職という経済力です。
しかし、彼女たちに採算を度外視した金を出していた新興富裕層は来年にはほぼ全滅します。彼らは自らの資産の数倍の借金があり、不況に伴い、金融機関に回収されます。
夜職はほとんどの場合、生活するのが精一杯程度の金しか稼げず、しかも誰もがやれるわけではなくなります。
今は中途採用が主ですから、新卒はほとんど全く採用されません。就職氷河期世代より悲惨です。しかもこの場合、パラサイトできない親が大半で、奨学金の借金があります。
つまり、ほとんどの場合、同棲して生活費を節約する必要があります。バイトが主要な収入源になるからです。金持ちは9割減で、同世代のアッパーミドルも壊滅的になっていますから、残りの彼らを狙うのはよっぽどの幸運になりますから、意図するのは不可能です。とはいえ愛人にするだけのゆとりがある人はほとんどいません。
こうなった場合、イケメンやハイスペ男子ではなく、実際に同棲可能な、性格的安定感が前提になります。Z世代はイケメンやハイスペ男子に対しての警戒心が強いです。
また、ゆとり世代以上の未婚男性もZ世代の恋愛対象になり得ます。というのも、彼らはZ世代からすればゆとりがある人が多く、売れ残りもZ世代の男子より人間的にまともである可能性がまだしも高いからです。もはや見た目にこだわっている経済的余力はありません。
結論
今後くる大不況はアベノミクスの麻薬が切れ、日本社会や経済の真実の姿が明るみに出るものです。
つまり、恋愛や結婚の市場に関しても、一気に正常化が進むでしょう。
但し、それが人間の幸福になるかどうかは別の問題です。
ある不幸から違う不幸に移行するだけかもしれません。