merlinrivermouth’s diary

酒にむかいて当に歌うべし。人生、幾ばくぞ。喩うるなら朝露の如く。去りし日ははなはだ多し。

お前らは俺をキレさせた

僕には懇意にしていた美容師がいた。お互いに意気投合して、個人的にやりとりして、デートの約束して、デートプランを次に美容院に行く時に決めようと話していた。

先週の土曜日の昼間、彼女から「予約、お願いします」とLINEがあったので、即座にZ美容院に電話した。受付は「彼女は月曜日付けで退職になります」と言った。僕は耳を疑い、テンパって、後で連絡すると電話を切った。慌てて彼女にLINEしたが、当然返事はなかった。僕は混乱しながら、もう一度Z美容院に電話すると、彼女の先輩のスタイリストが電話に出て、前の受付と同じことを言った。そいつはどことなく嬉しそうだった。

彼女から返事はなく、僕は経営上の問題だろうと思って、励ましのメッセージを彼女に送った。返事はなかった。

昨日、近所の違う美容院に行った。こじまんりとした、最近できたチェーン店だ。Z美容院には嫌な予感がして行かなかった。前のスタイリストも前の前のスタイリストも僕が担当になるや、2ヶ月以内に退職していたから、相性が悪くなったように思っていた。途中の何年か間が空いているとはいえ、20年もそこに通っていたのだが。

そこの美容師と、懇意にしていた美容師が急に退職になった話をした。そこの彼は非常に訝しんだ。

「あそこの店は最大手で、すごいしっかりしてるんですよ」と美容師。

「美容師は引く手数多だし、あそこは新卒しか採用しないから、特に数が足りない。ノルマもないと聞きます。だから、せっかく育てたスタイリストを異動もさせずに退職させるのは変ですね」

僕は彼女の属性を説明した。

「彼女に非違行為は全く考えられません。仕事命のうえ、理想のデートプランが近所の散歩とおうちデートで、実家が美容院で金に困ってない。そもそも困っている人に冷たいからという理由で彼氏と別れるような人です」

美容師は「なら、すぐにでもうちに雇いたいです」と言い、続けた。

「だとするなら、いじめですね」

「いじめ?」

「腕のいいアシスタントがスタイリストに昇格すると、もうその子を使えない。そのアシスタント上がりが技術が高いと客を取られてしまう。周りのアシスタントはアシスタント上がりと仲が良いので、アシスタント上がりを優先するから、ますます仕事がやりにくい。そういうのが許せない古株がいるんです」

「それは、まさに彼女ですよ!彼女は今までついた誰よりもセンスが良い。後輩の面倒見も良かった」

「古株が店長よりも在籍が長いと、店長は客を回してもらうために、古株の非違行為に目をつぶる。特に女性の古株が結託すると、非常に強いですから」

「、、、実は僕の前の担当もその前の担当も二月経たずに退職してるんです。最初の担当の人は8年以上見てくれて、表参道に異動になったので、女性のスタイリストが担当になったんですが、彼女は急に辞めてしまいました。理由がわからない。次に担当になった人は男性で、通用階段でコケたあと、僕を飲みに誘って、そのまま退職してしまいました。というか、さっき話した美容師さんも含めて、三人とも通用階段でコケて、怪我してから、2ヶ月以内に退職しています」

「えー!それって犯罪じゃないですか!」

「しかも店長は知らない人ですが、古参の連中は最初の担当の人が異動になる寸前に移ってきました」

「どおりで、おかしいなーと思ってたんですよ。Z美容院のあの支店で、金持ち地域にも隣接している最高の立地で、20年以上前からあるじゃないですか?チェアの数もめちゃくちゃ多いし。でも何故かスタッフの数が少ないて、近所の美容院で話題になってるんです」

「10年前は今の倍の客がいて、スタッフも倍いました。久しぶりに行って、えらい閑散としていたから、コロナの影響を疑いましたが、新しいスタイリストをすぐに退職に追い込んでんだから、客が離れるに決まってます」

「その美容師から連絡きたら、うちに誘ってください!即座に雇います!!」

どおりで怪しい予感がしていたわけだ。僕はみんな階段からコケているもんだと思い込んで、それを彼女に話した時、彼女は低いテンションだった。

そもそも、普通あんなに情緒不安定気味にならないだろうし。僕と初めて会った時は、まー多少レディース入ってるように思えたけど、割とご機嫌だった。

僕が女医さんの連絡を二月待てずに彼女にアプローチしたのは、僕と会ってから、彼女の良い口コミが急に増えていたのを確認したからだ。しかし昨日確認したら、特定のスタイリストをご指名のレビューが同時期に多数あるという不自然さで、上書きされていた。本店に報告するために、書類上彼女の客を我が物とするためのアリバイ工作だろう。手慣れてやがる。

 

恩師に電話した。

「そんなことだったの!?」

「美容院は許可制だから、そんな犯罪紛いのパワハラはその支店は業務一ヶ月停止、本店も行政からチェックが入る」

「我々で行政に報告しなきゃ。相当に疑わしいんだから」

 

彼女のLINEにも電話したが、既読にもならない。インスタにメッセージしたがなしのつぶて。彼女のフォロー数は398人いるが、見事に同じ店の女性スタイリストの先輩たちをフォローしていなかった。

インスタからメールしたが、宛先不明の返信。これはLINEもインスタも携帯から削除している公算が高い。

僕は彼女の力になりたいが、彼女から連絡がなければどうすることもできない。彼女から確かなことを聞いた方が行動しやすく、仮にこれが事実なら、彼女が表沙汰にしたくなければ、彼女を従前の地位に回復する以上のこともできるし、当然、名誉や尊厳を取り戻せるだろう。

だが、彼女から連絡がなくとも、行政府に報告する。それだけ疑わしいというだけではない。彼女のためだけでもない。過去現在未来の被害者を救う必要があるからだ。

 

善なる者が行動を怠れば、悪が栄える。

お前らは、虎の子を猫と見誤った。

お前らは、俺をキレさせた。

遠からん者は音にも聞け

近からん者は目にも見よ

我こそは川口浩史

俺の前で弱い者いじめをやってみよ

俺は困っている奴を放ってはおかない

お前らを破滅させて、見せしめとし、教訓を与える。

資格剥奪及び懲戒免職となり、路頭に迷うがいい

ゆけーゆけー川口浩史、どんとゆけ〜

 

補足)映画監督の川口浩史はヒロフミである。僕はヒロシである。どうやら、ヒロフミ氏の親は僕の親より多少は配慮があったようだ。

これがわかる人、年齢バレます。