まちうどへ
春を呼ばんと
こまちふじ
二月。バレンタインデーの2週間前。
「魂以外のものを本懐のために捧げる覚悟があるから、せめて小さな幸せをくれ」と祈った。
そして、あの人に出会った。
彼女は僕が唯一行くことができたライブに彼女は行けなかった。
彼女はFoll out boysの大ファンで、僕をカラオケに誘い、My chemical romanceのHelenaとI'm not OKを歌ってくれるように頼んだ。
いずれも別れの曲だった。
僕は一目惚れだったし、彼女には不思議な縁を感じていた。
しかし、彼女はバレンタインデー直前の土曜日の夜から返信がなくなり、一週間後の日曜日に消えてしまった。
僕の連絡先は教えておいたけれど、あれから音沙汰がない。
もし、本当に運命というものが存在するなら、このまま終わりということはないだろう。
そう願っている。
彼女がどこかで、僕の歌を聴いてくれるように願って、カラオケで録音した歌を載せる。
I'm not OKは録音できなかったから、代わりにThe ghost of youを歌った。
僕は生半可な人生は生きていないし、何事にも生半可な態度で臨まない。何事にも全力で、真摯に当たる。それは人に恋したり、愛することもそうだし、カラオケでもそうだ。
エコーをかけて、自己満な生き方を選ぶような人間の評価など気にはしない。
全力で事に当たるからこそ、他人の辛さや努力や苦労が理解できる。
だから、彼女が何か大変なことがあって、僕と連絡をとれなくなったとしても、僕は彼女を責めることはない。
I don't care (Foll out boys)
https://www.clubdam.com/app/damtomo/SP/karaokePost/StreamingKrk.do?karaokeContributeId=26949679
Helena (My chemical romance)
https://www.clubdam.com/app/damtomo/SP/karaokePost/StreamingKrk.do?karaokeContributeId=26949280
The ghost of you (My chemical romance)
https://www.clubdam.com/app/damtomo/SP/karaokePost/StreamingKrk.do?karaokeContributeId=26949237