merlinrivermouth’s diary

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メロンダウトさんのいかにして〜マッチポンプに捧ぐ

メロンダウトさんの価値を俺は分かってなかった。素晴らしい。

ということで、メロンダウトさんのいかにして恋愛は理性的なものに落ちたのか?に敬意を表し、乗っからせていただきます。

https://plagmaticjam.hatenablog.com/entry/2021/04/05/093629

 

この度のテーマはマッチングアプリと恋愛工学の全否定と温故知新的恋愛革命の提言である。

もし僕の経験談がモテ自慢に聞こえて、ムカつく人は読まない方がいいかも。

 

僕は10年間闘病していて、その間社会に出ていなかった。ただ病気になる以前は、結婚寸前になるまでの恋愛を2回ほど行っていた。当然マッチングアプリなどではない。

過度ではないがおしゃれを楽しむし、好きな女子の前では恥ずかしさを隠せない。そんな、まっすぐで、遊びという感じではない恋愛をしてきた人間だった。

ある程度寛解して、歳も歳になってしまったし、恋愛したかったし、今更出会いもないので、サラッとなーんも知らずに、てけとーに婚活恋活アプリに入った。

僕の経歴は高卒だが、実家からの実入り、弁護士のアシスタント、某所へのレポートなど、かなりの年収があった。それに自己紹介文なんかも、正直、女子が声をかけやすいように、サラッと軽い感じにしちゃったり。

その時の僕の本音としては、「軽くメッセージのやりとりから、みんな始めるんでしょ?」的なアホなノリだった。

ところが全然マッチングしない。当然である。高卒で一千万近い収入ある奴なんて怪しい。「いや、でも、メッセージでやりとりすりゃ、なんとなく大丈夫でしょ?」いやいや、彼女たちは一日に十件以上のマッチングのお誘いあるから、プロフィール一目見て、終わりである。僕なんか、どうせ婚活本でアウト的な属性にされているに決まっている。

ぐっちくん、自信喪失していた。

ところが、一度メッセージやりとりすれば、昔の経験が物凄い好印象なのである。さくらぽい、台湾の女子すら本気にさせ、(でもあいつ、日本語喋れないていうんですよ!それは無理)、たまさかマッチングできた物凄い美人の歯科医師さんと出会う寸前まで行けた。

この辺から、「あれ?」と思い始めたわけである。いやいや俺はそこまでモテないでしょうよ、と。おかしいんじゃねーの?と。俺はモテ期なんて信じないよ、と。

メロンダウトさんの記事で理解したわけである。僕がモテるようになったのではない。他の男性が魅力なくなっただけである。理性的?定型的?儀礼的なやりとりばっかしてるから、そこそこ情熱的で、心の琴線に触れるメッセージを書ける僕があまりに新鮮だっただけだ。

まだ続く。

そのーまー歯科医さんは結局、彼氏いたんだよ、絶対。ということで、会えず、そもそもマッチングアプリは男性にせよ、女性にせよ、腰を落ち着けて相手を選ぶツールではないことは分かったので、まー諦め半分だった。

ところが、出先で女性と会う度にえらい好印象なのである。すいません、正直しばらく調子乗りました。これも当たり前と言えば、当たり前だ。

出先ということは、こちらの素性の信頼性はある程度担保されている。おおまかな人柄や性格は表情や仕草に出る。僕は恋愛工学なんてクズだと思っているから、好みの女性に会うと、素で恥ずかしがり、目も合わせられず、礼儀正しいだけである。ただそれだけで、今にもアプローチしそうな女子がいる。いえいえ僕からアプローチします!好きですから。本気ですから。

おかしいだろ?そんな俺はモテなかったよ。元カノだって、付き合う時はスゴい大変だったし。

これもメロンダウトさんの記事で、分かったのである。今の男性は恋愛工学とか使ってるし、マッチングアプリで手軽に相手を選んでいるから、恋人に対して、大して情熱じゃなく、女性の方もテケトーに相手選んでいるので、ぶっちゃけ対人としてお相手や候補に思い入れないのである。となると、自然に好意を寄せてる感出まくりで、おまけに素直で礼儀正しそうな雰囲気があるだけで、スゴい好印象になってしまっているのだ。

馬鹿じゃねーの。

まだある。

近所が若者の街風の賑わっている商店街なので、カラオケ行くついでに散歩しているのだが、女性と目を合わせると一日に一人はニコニコ振り向いて貰える。彼氏持ちですら、チラチラ見てくるのだ。え?マスクのせいで、あれ誰?的なんじゃないの?て。うん、それも考えましたけど、異常です。俺、そんな経験ない。

これは、女子が今まで満足した付き合いをした経験が少ないから、交際相手を求める女子が多いと思うのだ。アプリで打算的マッチングして、恋愛工学かなんかで儀礼的に付き合ってたら、そうなるよ。

 

これらはたった3ヶ月間の出来事である。確かに僕はそこそこオシャレに気を遣っているけれども、最新鋭ではなく、今は少しデブってるし、チビだ。つまり見た目はそれほど原因じゃない。

これは外在的な要因がデカい。そしてメロンダウトさんの記事によって、現在の疑似的恋愛模様つまりマッチングアプリやらで出会って、差し支えないアプローチと恋愛工学的な儀式を経ている恋愛が男性女性ともに全く魅力がなく、しかも恋人として相当でないということが最も推定できる要因だ、というふうに考える。

と、いうことはだよ、少なくとも今流行りのマニュアルなんか捨てちゃって、昔風の普通に相手を尊重してれば、自分の素を出していた方がお相手の心に刺さるし、マッチングアプリなんかより、合コン、ナンパ、見合いなんかの方が遥かに相性がいい異性を見つけられて、より本気の恋愛ができるということだ。

今は離婚率が高いが、温故知新の方が結婚生活もまともになる確率が高いはずだ。少なくとも、アプリなんかより、結婚紹介所のお見合いパーティーの方が、行ったことないので、たぶんだけど、遥かにマシな筈だ。

 

だっておかしいもんよ。

僕なんか本来、そこまでモテないし、僕の友人の顔のっぺりした奴なんて、転職した瞬間に女子の同僚にちょいとアプローチされたんだよ?

これはね、自称非モテ系男子はむしろチャンスだよ?

実は、モテ系大してモテない時代だよ、変なツールと無意味なテクニックのせいで。

温故知新だ!

先人?に倣うんだよ!!

素の自分で勝負するんだよ!!!(但し、多少のオシャレと相手を尊重する気持ちだけは忘れずに)

いや、自信なくていいよ。自信ないアピールだよ、むしろ。

 

余談。

10年前、当時のプロ野球の打撃は当てに行くのが主流だった。ボールが飛ばなかったというのもある。しかし、西武ライオンズはガンガン振り回していた。それが野球の基本だからだ。そして上位チーム入りしていた。

ある時、ヤクルトの打撃コーチが変わって、ブンブンバットを振り回し始めた。その年から二、三年は弱小ヤクルトは上位チーム入りしていた。他がほら、真似しちゃったら、ね?笑

メロンダウトさんの記事と僕の経験から、僕はそれを思い出した。

(あんな)ヤクルトでも日本シリーズに行けた。昔のようにバットをちゃんと振っただけで。

自分の素で、熱い気持ちを表現すれば、イケるよ!今チャンスだよ!!それが恋愛の基本なんだから!!!革命を起こそう。

因みにその年の日本シリーズはあっさりソフトバンクに四タテくらいました。一勝もできる気配すらなかった。