merlinrivermouth’s diary

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特殊な日本のネット環境における、特殊日本的ネット依存解離障害及びその治療の提言

ネット民にとってネットはデイケアと思われる。ネット上で他者と会話していると錯覚できれば、自らを社会性があると誤解できる。しかもこのデイケアは期限が設けられおらず、自分勝手に行動でき、社会復帰の努力もいらず、金もかからない。
匿名サイトは使用者の知的水準や精神年齢に応じて、一方的に話し、自らが偉いと錯覚することができる。法が介入することが難しいため、錯覚が錯覚であると知覚しにくい。
匿名サイトを日常的に長期間続ければ、知的水準が低い人や精神年齢が低い人ほど、現実とは解離している仮のペルソナを持つことになると思われる。解離があれば、現実に帰ることは鬱などの精神的な症状になる。だから無自覚に防衛本能によって、現実のペルソナに帰らないようになるべく匿名サイトにいようとすると予測される。

仮のペルソナは不安定であるから、そのペルソナを守ることは困難である。故に仮のペルソナを守ろうとすれば、攻撃的で、防衛反応が強く、自らの非を認めたり、他者の非に寛容になることが難しいという症状になって現れる。実際、現実的には抑うつ感に苛まれることが多いだろう。

このような状態が長く続けば、現実にもフィードバックし、現実でも仮のペルソナが出現してもおかしくなく、最悪仮のペルソナが性格化して、現実に表出してもおかしくない。

最近よく見られる、あまりにも無理筋で一片の理も通らないことを主張し、相手を罵倒する、他者には行動を予測できないような人が増えたが、私は十中八九匿名サイトの弊害による、なんらかの解離障害を起こしてる結果だと考える。長年日常的に匿名サイトをやり続けた結果、匿名サイトの仮のペルソナが現実だと脳が誤認し、現実のペルソナが周囲にバレて、自己認識に至ることを防ぐたも防衛反応として、ありえないような攻撃性を他者に発現する、ということだ。しかしそれは真実、自らの仮のペルソナを守る過剰防衛である。
ネトウヨはこの傾向が顕著だと思われる。というのもネトウヨは形式的には政治性や政治的ムーブメントなので、他者を啓蒙する必要があり、匿名サイトと言えど完全に一方的な主張で終わらせることが難しいからだ。自らと考え方が違う者と対話する以上、匿名サイトと言えど現実のペルソナを見透かされる可能性が高い。つまりただのネット依存の人よりもより強い防衛反応をネット上においてすらやる必要があると考えられる。
その結果、我々から観て、まるで筋が通らない主張や一方的な誹謗中傷、文脈をとれないし、とる気もない、主体と客体の区別ができない、自己を相対化できないといた態度として表出しているように考える。

匿名サイトによる長期のネット依存によって、解離障害を起こしてる場合の治療は可能だと考えられる。人格障害は先天的な遺伝子欠陥であるので、今のところ治癒は不可能であるが、ネットによる解離障害の場合、後天的なもので、人間には自然治癒力がある。

まずネットをやらせないこと、なるべく社会活動を行うことだろう。自己が現実のペルソナを認識してしまうため、一時的には鬱状態になると予測されるが、カウンセリングを行うことで軽減されると思われるし、過剰防衛の緊張から解放されたことを自覚すれば回復すると考えられる。

しかしながら、これは日本の特殊なネット環境が起因となった日本だけの障害と考えられるし、日本には寛容な精神を以てリハビリにあたる社会資源が非常に少ない。匿名サイトを長期に渡り続けてしまい、解離障害を起こしてしまう人は知能指数が高くなく、精神年齢も低いだろうし、違法行為を行なって認識される人もいるだろう。つまり、彼らのような人を受け入れるだけの社会資源は日本にはないと予想でき、しかも彼らはそのようなある種のリハビリがなければ、ネット依存から脱却することができないと考えられる。

しかしながら、彼らは重大犯罪を冒しうる犯罪者予備軍でもあるのは確かであり、彼らが犯罪を冒す前に刑務所に隔離するのは、一般的には不可能と言える以上、彼らの野放しは社会や経済に対して異常な悪影響を与えるだろう。

日本の精神病院は一般的に入院に不必要な患者にサービスを提供しているケースが殆どだ。半ば老人ホーム化しているところすらある。だが、それらは本来精神病院の役割から離れている。仮にネット依存で解離障害を起こして、問題がある人を受け入れれば、精神病院の役割に戻るうえに、三ヶ月ほどの入院でリハビリのためのリハビリとして機能するだろう。何故ならば、ネット依存の解離障害を起こした人たち同士が生活し、治療することになるため、患者としては問題が起きても影響が少ないし、スタッフとしても効率化が図れるうえ、通常の精神病患者よりも遥かに労力が少なくて済むからだ。病院が患者の家族関係などの直接関係ないトラブルを持ち込んで、問題を複雑化しなければ、当面の解離障害の治療は早いだろうし、社会としても一時的な隔離ができるうえ、病院としても安定的な収入を確保できる。

患者は三か月ほどの入院でかなり改善されていると思われるから、多くの場合、退院後のリハビリ施設への移行はスムーズであるだろうし、患者の資産や教育水準次第ではあるが、社会復帰も考えられると私は考える。